人生を大きく左右する「結婚」。20代、30代で相手選びの条件や決断のきっかけはどう変わる? 読者の声をもとに年代別の「決断」のポイントを探りました。
■考え、分析することが決断力向上には必要
読者アンケートで「人生最大の決断」を聞いたところ、最も多かったのが「結婚」という声。一方で、「この人でいいの?」など決断に迷う人も多かった。
「今の女性たちは生き方の選択肢が多い。最適なものを選ぼうと思えば思うほど結婚という決断をしにくくなるのは当然だと思います」と話すのは、結婚情報サービス会社「オーエムエムジー」の加藤寿章さん。
中でも特に、結婚を決断しづらいのは30代前半の女性たち。「20代のうちは価値観が確立されていないから勢いで結婚に踏み切りやすい。でも30代になるとライフスタイルが確立されてくる。よほどのメリットがなければ結婚する意味がないと考え、決断を先延ばしにするのは自然な流れでしょう」(加藤さん)。
また、年齢が上がるほど結婚のイメージが具体化。「自分にぴったり合う人」を追い求めるあまり、相手選びの条件も複雑化する。
背景にあるのは「結婚したら今まで築き上げてきたものを失うかもしれない」という不安。そんな女性たちに対して、男女の恋愛事情に詳しいフリーライターの衿野未矢さんは「不安を覚えるのは、それだけ自分が積み重ねてきたものがあるということ」と指摘する。
「失うことを恐れる前に、これまで多くのものを築いてきた自分に自信を持って。その上で、結婚生活も同様に一から積み上げていこうと思えれば、決断する勇気が湧くのではないでしょうか」。
■長い春に終止符を打つきっかけは自分でつくる
結婚すべきか迷う女性がいる一方で、「長年付き合っている彼が結婚に踏み切ってくれない」と悩む人も多い。そんななか、「景気回復の兆しがみられる今は、長い春に終止符を打つチャンス」と加藤さんは言う。
「景気が回復してくれば、男性も経済的な安定を得やすくなる。企業の人材活用の動きも活発化し、男性側にも社内移動や転勤といった転機が訪れる可能性が高まる。そうした環境の変化をキャッチし、結婚の動機付けにするのは一つの手ですね」。
環境が変化する兆しがないなら自分から決断を導くきっかけをつくろう。
「長く付き合っている彼が結婚に踏み切らないのは、今の状況に不満がないから。そんな時は一旦距離を置いてみることをお勧めします」と衿野さん。週末はどちらかの家に泊まり合っていた習慣をやめてみる。一人旅に出る。メールをやめてみる――。
「恋の決断は、頭で冷静に考えると勢いがそがれてしまう。まずは良い意味で少し距離を置き、お互いの感情を見つめ直すのがいい決断への第一歩になると思います」。
次のページでは読者や専門家の話をもとに、世代別に結婚観を分析。自分の年齢に照らし合わせて、結婚を決断する上で参考にして。
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ソース:Nikkei]
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