資産運用 学んで損はなし
低金利の不満や将来への不安などから、少しでもお金を殖やそうと、資産運用に関心を持つ女性が増えている。
最近は女性限定の初心者向け投資セミナーや、経済や金融を女性の目線で解説するホームページが登場。これらを参考に、投資が必要かどうかや、自分に合う運用手法などを考えてみるとよさそうだ。(田淵英治、写真も)
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東京都在住の女性会社員(28)は7月中旬のある夜、横浜市で開かれた「女性のためのマネーガイダンス」という投資セミナーに参加した。「投資に興味はあるけれど、不安も感じる。まずは勉強をと思って」と話す。
セミナーには約30人の女性が集まった。講師のファイナンシャルプランナー、小林基男さんは「ここ2、3年、特に女性の関心の高まりを感じます」と話す。
証券会社や銀行などでも、女性限定のセミナーを実施している。初心者対象も多く、「専門的な話ばかりでわからない」ということもない。
また、一部企業でも、女性向けのIR(投資家向け広報)セミナーを開いている。企業説明のほか、その企業の商品サンプルをお土産にもらえることもある。
将来不安で関心 こうしたセミナーは午後7時開始など、仕事帰りに参加しやすい形が多い。働く女性は主婦に比べ自由になるお金が多いので、彼女らを顧客や投資家として取り込みたいとの思惑が各社にあるからだ。

女性は男性より、結婚や出産などで、仕事やライフスタイルに影響が出やすく、その分将来への不安も大きい。そうした思いから、投資への関心が高まっているようだ。
また給料はなかなか上がらず、低金利時代で預貯金だけでは資産が殖えない点も、投資に目を向けさせている。
投資を学ぶ手段としては、セミナー以外にも、投資情報サイトで勉強する方法がある。女性向けにわかりやすく解説したものも増えている。
東海東京証券(東京)が運営する「乙女のお財布」(http://www.tokaitokyo.co.jp/otome/)は、その一つ。投資未経験のエミリさん(25)が先輩女性や講師に質問する形式で、主な投資商品や金融経済の基礎知識などを紹介する。
リテール企画部の小南陽子さん(25)は「投資が必ずしも必要ということではありませんが、金融の知識がないことも、生きていくうえでのリスクになります。サイトでの勉強を通じ、自分で考え、自分で判断できるようになってほしい」と話す。
運用は余裕資金で もちろん、投資には元本割れなどのリスクがある。生活費を投資に回すようなことはせず、余裕資金で行うなど、慎重な対応が必要だ。
ファイナンシャルプランナーの小林さんは「預貯金だけではインフレに対応するのが難しく、資産が目減りする危険性がある。こうした点も理解したうえで投資が必要かどうかじっくり考えて」と話す。
投資を始めるうえでの注意(小林さん、小南さんの話から)
→投資が本当に必要か…「周りがやっているから」でなく、自分は何のために行うのかを考える
→余裕資金で投資を…生活費や近いうちに使う予定のあるお金はリスク商品に回さない
→長期分散投資で…株や債券など複数の金融商品に分散し、長期運用することで、元本割れのリスクは軽減される
→少額でも可能…積み立て商品なら、月々1万円程度から始めることもできる
投資デビュー 平均29.1歳
東海東京証券が昨年12月、投資経験のある女性(25〜44歳、300人)にアンケートしたところ、投資デビュー年齢は平均29.1歳だった。
投資を始めたきっかけは「預貯金だけではお金が増えないから」が、36.7%でトップ。最初の投資額は、3人に1人が「10万円未満」。投資経験のある商品では、国内株式(72.3%)、株式投資信託(25.3%)の順だった。
投資目的では「生活費の足しにする」(33.7%)、「老後の生活費を今から増やす」(27.7%)が1、2位と、堅実さがうかがわれる。
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ソース:読売新聞)
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