25歳、29歳、33歳――それぞれの転職、成功の法則を見つけた!
もっとスキルアップしたい、新卒で就職できなかった職種に就きたい、ワーク・ライフ・バランスを見直したい……。目的は様々だが、転職を意識している読者は約6割! 25歳、29歳、33歳、それぞれの年代ごとに企業が見ているポイントを聞いてみました。
■「基礎力」が問われる25歳。未経験への挑戦もチャンス大 転職市場が絶好調だ。「あらゆる業界、職種で人手不足が続いている。いまや『採用氷河期』といえるでしょう」(リクルート・リクナビネクスト編集長・黒田真行さん)。
読者も転職に積極的。読者アンケートによると、「転職したばかり」「近い将来転職が決まっている」が合わせて2割弱。「近い将来転職したい」、「転職したい気持ちと残りたい気持ちが同じくらい」を含めると約6割が転職を検討している。
20代、30代の女性が転職を考える時期は3つの年代がある。最初は25歳前後。「がむしゃらにやっていた時期が過ぎ、少し周りが見えてきて、これでいいのかと思い始めます。これまで周囲と見比べた経験がないので、冷静な判断ができずに辞めてしまう人が多い」(キャリアカウンセラーの藤井佐和子さん)。
2つ目の節目は29歳。「30歳を前に仕事もプライベートも迷い、揺れる。ワーク・ライフ・バランスを見直す時期でもあります」(藤井さん)新卒時にかなわなかった仕事への「リベンジ転職」を目指す人も。
最後は33歳。「転職は35歳が限界」といわれることが多かったため、ラストチャンスと思うからだ。
25歳と29歳、33歳では、それぞれキャリアや必要とされる力、企業が評価しているポイントも違う。
リクルート・ワークス研究所主任研究員の豊田義博さんは「25歳はまだ特別なスキルは持っていない人が大半ですが、仕事に対してのベーシックな型はこのくらいの年代までにできてしまう。基本的な対人関係能力やセルフコントロール力、課題に対処する姿勢など社会人としての基礎力が見られます」と言う。
「●●がやりたい、というのではなく、なぜそうしたいのか、そのためにどういうスキルを身に付けたいのかと説得力あるビジョンを説明できることが重要です」(黒田さん)。
若ければ転職に有利と思い込みがちだが、「企業が本当に欲しいのは2、3年の経験がある人。1年未満で退職した人に対する目は厳しい。忍耐力に問題があり、また辞めるのではないかと見られます」(インテリジェンス・キャリアコンサルタント・高田晶子さん)
また、未経験の仕事に転職を目指す場合は25歳前後が目安になる。
■成果が問われる29歳。33歳最大の敵は自分自身社会人として6、7年の経験を持つ28、29歳はまだ給与も安く、企業にとって一番「お得な世代」。中途採用のメインターゲットになる。問われるのはどんな結果を出してきたか。「爆発的に大きな成果を出している必要はありませんが、仕事に対して主体的、自立的に取り組んできたかを見られます」(豊田さん)。
この年齢になると、リーダータイプか、サポートタイプかなど組織の中で立ち位置の違いも明確になる。自分の組織の中での役割や存在価値を説明できることも必要だ。
社会人として完成一歩手前で、大切な仕事を任せきるには、少し若くて不安に思われてしまうのもこの世代。「採用側の不安を拭うために若いけど、しっかりやる!という姿勢をアピールするのがいいでしょう」(藤井さん)。
33歳前後は役職が付き始める年代。完全なマネジメント経験ではなくても、リーダーとして後輩や派遣社員をまとめた経験が求められる。
この世代の女性がやってしまいがちなのが、自分が勝手に引け目を感じてしまったり、守りに入ってしまうこと。「自分のやり方に固執したり、自分で勝手に限界を設けてしまうのは禁物です。35歳でも28歳の良さにさらに7年間分の良さが加わっている人ならば企業は採用します」(ヘッドハンター・小松俊明さん)。
25歳、29歳、33歳、いずれの年代でもチャンスは広がっている。勝手に自分の壁や限界を設けず、新たな可能性にチャレンジしてみて。
※アンケートは
日経WOMAN公式サイトで07年6月に実施。1108人から回答を得た。平均年齢は30.8歳
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