誕生月に必ず受診 特有の病、早期発見
あわただしい生活に追われ、健康チェックは後回しという女性が少なくない。
最近は、働く女性向けの検診メニューを整えたクリニックがビジネス街にも増えてきた。健康で働き続けるためにも、上手に活用していきたい。(榊原智子、写真も)
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都心の金融機関で働く恵美さん(44)は4年前、40歳になったのをきっかけに、毎年誕生月の7月に人間ドックを受けることにした。
「勤め先の補助を使い受けています。なかなか有給休暇を取れないので、ホテルに1泊するコースにして平日にゆっくりした時間を過ごすのも楽しみです」と恵美さん。
ホテル代も含めた自己負担は1万2000円ほど。2年目から婦人科系の検診も加えたところ、子宮に良性ポリープが見つかったが、あわてて治療する必要はないとわかった。「定期的に全身チェックを受けていると安心。ドック休暇は、自分へのプレゼントです」と話す。
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東京・銀座にある女性のための専門病院「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」は、2年前の開設から「女性総合検診」を行っている。
毎年受診しているユリ子さん(37)は、悩みの種だった月経痛と不正出血の原因が「子宮内膜増殖症」で、子宮体がんになりかねない状態であるとわかった。低用量ピルを処方してもらい快適に過ごしていたが、最近、異動や職場のストレスでまた生理不順に。再び低用量ピルを処方してもらい、3か月間服用して様子を見ることになった。
「30歳を超えると女性特有の不調も増えるので、会社などの健康診断だけでは万全ではない。女性向け検診も受けていれば、自分のかかりやすい病気がわかり、体調の変化にあわてることもありません」と、院長の対馬ルリ子さんは話す。
検診メニューのひとつ「ウェルネスドック」(20〜30歳代前半は4万円、30〜40歳代は6万円)は3時間のコース。肝機能などの一般的検査のほか、乳がんや子宮がんの検査、骨密度やホルモンバランスのチェックなどを年齢に応じて加えている。
「やりたいことに存分に取り組むためにも、年1回の検診で健康状態を上手に保つことは大切です」と対馬さんは言う。
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今春、東京・六本木の東京ミッドタウン内にオープンした「東京ミッドタウンクリニック」。ホテルのようにしゃれた内装の院内には、女性外来と乳腺科も設けられ、毎週水曜日は健診センターが「女性の日」になる。
通常の人間ドック(5万2500円)に乳房撮影や卵巣・子宮がんなどの検査を加えた「ミッドタウンドック」(女性向け8万9250円)は2時間ほどの総合検診。働く女性に好評で、予約は9月までいっぱいという。
中には、子宮けいがんや、子宮筋腫(きんしゅ)などが見つかる人もいる。
同クリニックの婦人科医、生月(いけづき)弓子さんは「健康チェックを敬遠する女性が多いが、女性のスタッフで対応するクリニックも増えている。トラブルを早く見つければ、妊娠や出産の機能を失う事態を避けることもできるので、まずは足を運んでほしい」と話す。
健康管理の心得 ▽毎年の誕生月を「私の人間ドック検診月」にしよう
▽勤め先の健康保険組合に人間ドックや婦人科検診のための補助制度などがないか確認し、利用しよう
▽女性外来のある医療機関などを活用し、女性特有の症状を総合的にチェックしよう
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ソース:読売新聞)
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